工事原価管理ソフト
原価管理ソフトは購入したけど使い切れていないお客様の声をよく聞きます。
- 高いソフトを購入したが、忙しくて最初の登録もできず、そのままになっている。
- 使い方がわかりにくく完全に使い切れていない。
- 入力するデータが揃わず、使い切れていない。
- 入力指導を頼むとインストラクターの日当が高い。
原価プロはソフトを販売しますが、同時に入力指導及び運用支援もさせていただき、経営の見える化・粗利益改善等、お客様にメリットをお届けいたします。
導入から運用までの流れ
原価プロV4の特長
原価管理
- 工事台帳・売上台帳・仕入台帳等の記録ができます。
- 工事原価管理表より、工種・取引先毎の予算、発注の残高管理を実施。
- 発注残チェックが出来決算時等工事未払金の拾い出しができます。
- 実行予算⇒発注⇒仕入計上(指定請求書により支払管理)
(実行予算が作成出来ない場合は工事案件毎の目標利益率を設定)
- 担当者別未成工事一覧表で請求漏れを防ぎます。
- 工事完了(工事の〆切)を実施する為、1つの工事の粗利益の変化が分り各々の成果を明確にします。
【受注時見込み利益】⇒【実行予算利益】⇒【最終利益】
販売管理
- 完成(完了)工事一覧表の分析で担当者毎・工事部門毎・元請別等の完成工事高、粗利益が分かり成果を顕在化します。(年度利益計画等の目標のチェックが毎月出来ます)
- 集金予定表の作成で入金予定額が分り資金繰りや債権管理に活用出来ます。
- 支払通知書の作成で協力業者への支払内訳の通知と相殺時の領収書、安全協力会の領収書が1枚で印刷します。
- 工事受注台帳や元請工事の完成工事高一覧表の作成で労災の一括有期事業開始届や労災保険料算出時の資料が出来ます。
経理管理
- 毎月の未成工事支出金、未成工事受入金を把握出来会計ソフトに振替入力する事で試算表が正しく作成出来ます。
- 工事の受注残金額、工期、予定利益率が分る為、決算の予測が出来ます。
- 会計上の原価科目を全て入力する為、決算書の完成工事高、売上総利益の金額と原価プロの帳票から算出する金額が見える化出来ます。
- 入金予定表及び工事未払金の管理により資金繰り表の作成に役立ちます。
導入事例
① 目標設定で意識向上を図りたい
注文住宅を施工する住宅建設会社(年商8億円 従業員数18名)
税理士事務所と連動した原価管理ソフトで新築の工事のみを原価管理していました。リフォームなど売上の約15%は管理をしておらず、瑕疵工事の支出管理もされていない状態でした。メンテナンス等小工事の請求漏れが発生したり、税理士の試算表と原価管理の粗利益高に大きな開きがありました。
営業・工事ともに明確な目標設定が必要でしたが、年度事業計画を月々に検証できていませんでした。
そのため、受注時利益。実行予算・最終利益の把握の重要性を感じていました。
『原価プロ』導入の効果
- 明確に工事ごとの利益を把握できる
⇒ 社員の目標設定及び事業計画の検証が毎月正しく実施できる様になりました。
- 工種ごとに積算・実行予算・最終利益がわかる
⇒ 余剰の出やすい工種、積算もれが出る工種などがわかり、改善策がうてた。
- 受注時利益と最終利益の差が明らかになる
⇒ 社員の成果配分の資料になった。
- 瑕疵工事の原因を追求し明確化を図れる
⇒ 下請先の原因のものは下請先の保険で補填できた。
- 正しい月次試算表が毎月作成できる
⇒ 銀行の信頼もアップした。
② 資金繰りの見通しをたてたい
リフォーム中心の事業から新築住宅も始めた建設会社(年商2.5億円 従業員数7名)
工事台帳は受注台帳に手書きでメモ書き程度、仕入台帳、売上台帳、月次試算表などはありませんでした。実行予算も発注書もなく、請求書が集まってから翌月支払の資金繰りをしていたので、資金不足で慌てる事も多くありました。経営・経理・原価などが全く見えていなかったので、会社としての目標も完成工事高のみで、決算をするまで正しい利益はわかりませんでした。
そこで、資金繰り改善、銀行借入、事業計画等の経理力のアップを図り、税理士からの情報不足を補うアドバイスが欲しいと考えていました。
『原価プロ』導入の効果
- 工事台帳、仕入台帳、売上台帳等記録がしつかりできる
- 受注時利益・実行予算・最終利益がわかる
⇒ 社員の目標設定に利益額が加わり経営者と社員の利益意識が上った。
- 入金予定、支払予定がわかる
⇒ 資金繰りが少し先まで見通せるようになった。
- 未成工事支出金等が明確にわかる
⇒ 月次試算表が正しく作成できるようになった。
- 事業計画書、資金繰り表が作成できる
⇒ 信頼がアップし保証協会の借り替えがうまくいった。
- 全員が計数に敏感になり、受注高、粗利益に関心を持つようになつた
⇒ 粗利益率向上につながった。
③ 部門ごとの収支管理を把握したい
元請工事30%下請工事70%の電気設備工事会社(年商12億円 従業員数28名)
大工事では実行予算。支出管理を専用原価ソフトでしていましたが、小工事については見込利益率で一律予算管理をしていたため、最終利益との差異が大きくありました。下請工事での未回収をなくし、利益率が低下傾向にある原因を知るために、各元請けごとの利益率の推移を把握したいと考えていました。
また、 4カ所ある営業所について採算面で比較検討できる資料が欲しいと思つていましたが、営業所ごとの粗利益と販管費を明確に把握できていませんでした。
銀行からも事業計画・資金繰り表・工事明細等を求められ、資料の作成正確性の必要を感じていました。
『原価プロ』導入の効果
- 受注時利益・実行予算・最終利益の推移がわかる
⇒ 不採算の得意先をビックアップし取引量を縮小、戦略的に元請工事を増やした。
- 集金予定が明確につかめる
⇒ 延滞債権も日付別・担当別で管理しやすくなった。
- 全ての工事を管理し、未請求のものが把握できる
⇒ 請求漏れがなくなり、売上利益が増加した。
- 事業計画書、資金繰り表、受注台帳等の資料を作成
⇒ 毎月の事業計画のチェックができるようになった。
- 営業所ことの完工高、粗利益高、販管費が正しく把握できる
⇒ 利益がマイナスの営業所の改善計画を作成できた。